オプションを売る!

日経平均オプションをひたすら売る実験結果の報告

7月SQ戦略

●おさらい

6/3WのP23375は1円で完済した

しかしそれ以前の強制LCにより累計では損失である

目先では理由はわからないが日経平均は上昇中のようだ

 

●敗因分析と対策

まあ…次週のweeklyでポジションを取る際はSQ値も決まらないうちから動いてはならない、というのが反省点であるように思う

もっと言えばそもそも板が薄いweekly取引はあまり推奨されないのでは…

戦略に取り入れたいのはやまやま

 

●現在のトレンド

6/28現在は、ショートカバーによるリバウンド相場のようだ

主に外資が巨額売り越しとなった事が影響し、買い戻しも派手にやっている

特段のニュースはないが、FRB高官発言は相変わらず「タカ」のようである

 

●取得ポジション

8限C31000売:8円

8限C31250売:7円

8限C31500売:4円

いずれも売りの打診

満期まで時間があるのでこんなもんか

LC条件:雇用統計結果によって決定

 

●テクニカル面による考察

6限SQ値:28100じゃなかったっけ

移動平均52週:27857

移動平均26週:27046

移動平均13週:26933

20MA:26977

10MA:26304

 

 

抵抗線だけ見るならば売は不利な環境だが、IVに着目すると、C27500以上は軒並み19以下と、なぜか大して買われていない

●株価自体は上昇しているためmarket makeサイド都合で、「オプションの価格を上げずに株価を上げる」という取引中心のようだ

●短期信用情報では信用倍率5倍オーバーと、需給サイド良好とも言えない

●また、米国のほうでは「米債買い」「公益買い」というリセッショントレードが意識されている模様。リセッション想定下では「ドル売り」の反応が発生しやすいことから、日経平均EPSは1Qにおいて上昇に転じにくい環境と考える

●そうはいっても7限SQを通過したところで、ETF分配金の再投資というイベント。ちょうど参議院選挙もあるので「ヒョウタンから駒」というような政策ありきの飛び値の買いには注意が必要か

●余談。参議院選挙では黒田日銀総裁の国民信任投票は行われないのだろうか。当然ながら「インフレ公約コミットメントのための円安」「無制限オペのための債買い」は国民感情として容認できるものではなかろうに

6月4週の戦略

  • おさらい

FOMCでは0.75bpの利上げが提示された。

アク抜けなのかなんなのかは知らないが、日経平均先物

6/16日2:30 26140 → 6/16 10:00 26900と、760円の上昇となった

(その後は反動による下落ともみ合い)

 

  • 取得ポジション

6/3Wは1円で決済完了

6/4W P23750売 5円を新規建

利益確定:2円 ロスカット:20円

 

  • テクニカル面による考察

現在発生している相場は「短期リバウンド」である

 

6限SQ値:28122

10MA:27440

5MA:26840

 

6/16安値:26140

週足BB-2σ:25583

5月安値:25540

週足BB-3σ:24759

3月安値:24550

 

サポートは変わらず。

今回、プット売のため

来週中に24550を瞬間的にでも下回るかどうかに着目するが

FOMC通過で5MAにヒットして反落した」という事実が重要である

 

単純計算による最悪のケース

26900→26400(木)

26400→25900(金)

25400(月)24900(火)24400(水)

水曜日に発生する可能性があるかといったところなので

月曜日引値が25400を明確に下回った場合はこのゾーンの抵抗線が機能していないとみなしても良い

 

  • スケジューリング

6/17 22:30ニューヨークMSQ

6/21 原油SQ

6/22 参議院選挙公示

 

FOMC通過によりなんともいえない状態ではある

 

  • オプションによる考察

7限コール側

C27000 280→540

C27500 145→305

C28000 68→150

 

暴落トレンドを終わりたがっているケースでは「コールが直近安値から2倍になるという現象」を今回のトレードでは採用したい

C27000だけは2倍取っていないので、2~3日ぐらいは迷いの相場になりそうだという結論に達した

 

あくまでもこの相場を金利問題とすれば、

ファーコール売りのほうが勝率は高いがSPANも高い、と付け加えておく

テスト取引

タイトルの通り、情報整理のやり方を考えながら試験的な取引を行う

 

  • 6月14日(火)のポジション 6月3週 P24125売 2円
  • 利益確定:1円 LC設定:10円

 

○テクニカル面からの考察

6限SQ値:およそ28000

週足BB-2σ:25560

5月安値:25540

3月安値:24550(年安)

週足BB-3σ:24729

5年移動平均:24406


直近のトレンドは暴落であるが

節目として機能する場所はピックアップできるといったところ


○ファンダメンタル

6/15  2:00 FOMC

6/16  22:30 ニューヨークMSQ

 

マーケットは利上げ0.75を意識した先物売りのようだが、フォワドガイダンスは0.5である

基本的にバッドサプライズは出にくいと思われる


○モメンタム

日経VI=24

VIX=30


設定上750〜1000円程度の幅が発生する可能性

現値から25500〜サポート郡ヒット→FOMC

24500〜サポート郡ヒット→MSQ

としたバッドケース想定であっても

金曜の日本時間寄付で24125にヒットする可能性は非常に低いと考えられる

1週間でここまで落とすにはVIX50が必要だという事だ

トレードルール

トレードルール説明

 

  • 日経225オプションの「売り」で勝負する。コール売り、プット売り、期近期先、マンスリー、ウィークリーは問わない
  • エントリーしてから、最低2日間ポジションを保持する。例えば月曜日15時にエントリーした場合、解消可能となるのは水曜日15時となる。金曜エントリーならば月曜日解消可能。これは「オプションのデイトレードを禁止する」という事と同義である(ただし、天変地異やその他傷病による特殊事情では解消可としたい)
  • 「エントリーに至った経緯」をテクニカル、イベントスケジュール両面から説明できなければエントリーしてはならない。つまりブログを更新しなければエントリーできないという事である。
  • 取得可能なポジション量は原資に対して5%以下とする。別のポジションによる含み損益は原資に合算しない。これは一度取得したポジションは責任を以って解消しろという事と同義である。
  • エントリーの際に利益確定ラインと損切りラインを明示すること。

 

以上である

 

私の主義として

「○○円儲かった!」という収支報告や「手法教えます」みたいな事はあまり好ましいものとは思っていない。純粋なトレード手記・思考整理・戦術試験としての内容としたい。当然原資全部溶かして破産もあり得る。

トレードの世界は悪魔の巣窟なのだ。